本記事はスマホの買い替えを検討している方に向けて、ベストな買い替えタイミングを解説します。
- スマホの買い替え目安は2年!
- 最近のスマホは平均2年以上使える
- 使い方によってスマホの寿命は変わる
- 買い替えはお得な時期を狙おう
「スマホの買い替えは結局いつすればいいの?」と頭を悩ませていませんか?
近年では品質向上やOSのアップデート期間が延びるなど、2年以上にわたって長期利用できるスマホが増えています。
一方でスマホを2年ごとに買い替えることが当たり前のような風潮もあるため、余計にいつ買い替えればいいか迷ってしまいますよね。
ただし使い方によってスマホの寿命は変わるため「まだ使える!」と思っていたスマホが突然故障してしまうなど、思わぬトラブルが起きてしまうことも。
上記のようにスマホの買い替えに悩んでいる方は本記事を読むことで、あなたにぴったりな買い替えタイミングがわかります。
買い替えに最も適した時期やおすすめの買い替え先も紹介するので、是非最後までご覧ください。
結論|スマホの買い替えは2年ごとが正解
結論を先にお伝えするとスマホの買い替えはやはり2年ごとが正解と言えます。
冒頭でもお話しましたが「スマホの買い替えは2年ごと」の風潮があるのは事実です。実際、2年ごとの買い替えは理に適った考えでもあります。
- スマホは2年経つと機能が大きく向上する
- 定期的に買い替えることで故障のリスクが減る
- キャリアの購入プログラムを使うなら2年ごとが最安
スマホは毎年新作が出る状況であり、たった1年の違いでもカメラ性能が向上したり、革新的な新機能が搭載されるなど日々進化しています。
例えば2021年に発売されたGalaxy S21 Ultraと2023年に発売されたGalaxy S23 Ultraでは以下のような違いがあります。
Galaxy S21 Ultra(2021年) | Galaxy S23 Ultra(2023年) |
---|---|
CPUはSnapdragon 888 OSはAndroid 11 Sペンは別売り・本体には非搭載 国内版は256GBモデルのみ | CPUはSnapdragon 8 Gen 2 OSはAndroid 13 Sペンは本体に内蔵 512GB・1TBモデルが新たに登場 |
たった2年で使い勝手が大きく変わっていることがわかりますよね。
また、各キャリアもスマホを分割購入し、2年後に返却することで実質的な支払いを下げる「購入プログラム」を用意しています。

購入プログラムを利用することで定期的に新作スマホをお得に購入できるため、2年ごとの買い替えがある意味正解なのです。
とはいえ「2年ごとの買い替えは一つの正解」ではありますが、絶対的な正解ではありません。
先程の話から矛盾している点はありますが、結局のところスマホを何年使うかは人によって変わります。
- スマホの機能にこだわらない
- 最低限の機能が使えればOK
- キャリアでスマホを買わない
といった場合は2年とは言わず3年、4年とスマホを使い倒してもいいでしょう。
ただしスマホはOSが古くなったりアップデートを受けられなくなると、使えないアプリが増えたりセキュリティ面が脆弱になるなどのリスクがあります。
また、故障してからの買い替えでは大切なデータが消えてしまうことも考えられます。
長期的に利用する場合はスマホの買い替えタイミングに十分注意しながら、適切なタイミングで買い替えしましょう。
スマホは2年以上使える

大前提としてスマホは2年以上使えます。

とはいえスマホは使い方次第で長持ちすることもあれば2年を待たずに使えなくなってしまうこともあります。
「何を基準に使用年数を決めたらいいかわからない」という方も多いと思うので、使い方によっての推奨使用年数を以下の3項目に沿ってお伝えします。
- Web検索やSNS利用なら5年以上使える
- ゲームをするなら2年で買い替えが正解
- カメラやディスプレイ性能を重視する場合も2年で買い替えが正解
Web検索やSNS利用なら5年以上使える
スマホにもよりますが、WEB検索やSNS利用といった日常的な使用方法であれば5年以上同じスマホを使い続けることも可能です。
SNSを見ると5年以上同じスマホを使っている方が何人もいました。
中には
- バッテリーが劣化している
- 何度も修理に出した
といった口コミもあったため、万全な状態で5年以上のスマホ利用は難しいのかもしれません。
とはいえiPhoneやGalaxyなど、OSのアップデート期間を延ばすことで同じスマホを長く使ってもらいたいと考える企業も増えています。

Google Pixelシリーズも長期的に使えるスマホです。
Google PixelヘルプによるとシリーズなどもOSアップデート期間は3年、セキュリティーアップデート期間は5年間保証するとのこと。
スマホ業界全体に5年以上スマホを安心して使えるような動きが広まっています。
ゲームをするなら2年で買い替えが正解
長期利用できるスマホですが、ゲームメインでスマホを利用する場合は2年で買い替えが正解です。
ゲームをする上でまず気にしたいのが使用機器のスペック。
下記はスマホの処理性能を示すベンチマークを比較するAntutu benchmarkから抜粋していますが、2年前のスマホと現在のスマホではCPUに大きな違いがあることがわかります。
比較スマホ | Total Score |
---|---|
Galaxy S23 Ultra(2023年) | 1,273,371 |
OnePlus 11(2023年) | 1,140,711 |
Galaxy S21 Ultra 5G(2021年) | 701,004 |
HUAWEI P50 Pro (2021年) | 640,746 |
特にFPSなどの対戦型3Dゲームでは画面の解像度やスマホの処理能力によっても勝率が変わってくるなど、大きな影響があります。
2年における性能の差は非常に大きいため、より満足のいくゲーム体験をしたい場合はやはり2年ごとの買い替えがおすすめです。
また、ゲームメインでスマホ利用する場合は充電器に接続しながらのプレイなど、バッテリーに負荷をかける使い方が多くなりがちですよね。
バッテリー劣化も含め、ゲームプレイメインのスマホ利用では2年ごとの買い替えが賢い選択と言えるでしょう。
カメラやディスプレイ性能を重視する場合も2年で買い替えが正解
カメラ性能やディスプレイ性能を重視する場合も2年ごとの買い替えを推奨します。
特にカメラ性能においては毎年スマホメーカーが特に力を入れているポイントです。
- マクロ撮影・超広角撮影ができるか
- F値が低く暗所の撮影に向いているか
- 手振れ補正がしっかりしているか
などスマホのカメラ性能に求められる水準は年々上がっているため、2年の差があればカメラ機能は格段に向上します。
「子供の写真や風景写真をたくさん撮りたい!」という方であればよりきれいに撮影したいですよね。
また、ディスプレイ性能においては単純な解像度だけでなく「リフレッシュレート」も重要な項目の一つでしょう。
1秒間にディスプレイが何回画面を書き換えられるかを示す数値のこと
- 単位はHz(ヘルツ)
- 数値が高ければヌルヌル・スムーズに動く
- 数値が低ければ画面がカクつく
⇒スムーズに動けばゲームプレイや日常利用も快適
一般的なスマホではリフレッシュレートが60Hzであることがほとんどです。
最近では120Hz対応のスマホが増えてきましたが、以前はリフレッシュレートが60Hzのスマホがほとんどでした。
ここ数年のスマホ機能の向上ペースを考えるといずれほとんどのスマホで120Hzに、さらにハイエンドモデルではそれ以上に対応していくことが予想されます。
個人的にはリフレッシュレートが高いスマホを一度使うと60Hzではカクカクしすぎて使えなくなるほど中毒性があると感じます。
また、最近ではディスプレイに有機ELを採用しているスマホが増えたため、画面の焼き付きにも注意が必要です。
2年ごとに買い替えておけば焼き付きの心配もなく、常にきれいな画面でスマホを利用できますよ。
結論として、カメラ機能やディスプレイにこだわる場合は2年ごとにスマホを買い替えましょう。
スマホを2年で買い替えるのはお得なのか?
「結局2年ごとの買い替えはお得なの?」という声が聞こえてきそうなので、以下の2パターンで2年ごとの買い替えが本当にお得なのかを検証します。
- スマホの購入プログラムを使う場合
- 乗り換えキャンペーンを使う場合
スマホの購入プログラムを使う場合
まずはスマホを「2年ごとに買い替える」もしくは「長期的に利用すべきか」
最終的にどちらがお得なのかをシミュレーションしていきます。
- キャリアは楽天モバイル
- 購入方法⇒iPhoneアップグレードプログラム利用
- 購入機種⇒iPhone13/128GB(108,900円)
- 2年後はiPhone14/128GB(120,910円)に機種変更
今回は上記のパターンでシミュレーションします。
キャンペーンによるポイント還元はいれず、あくまでiPhoneアップグレードプログラムによる残債免除のみ・プラン料金は含めず機種代金のみで計算しています。
利用期間 | アップグレードプログラム 利用で2年後に買い替え | iPhone13をそのまま利用 |
---|---|---|
1年目の負担額 | 27,216円 | 27,216円 |
2年目の負担額 | 27,216円 | 27,216円 |
3年目の負担額 | 30,216円 | 27,216円 |
4年目の負担額 | 30,216円 | 27,252円 |
トータルの支払金額 | 120,864円 | 108,900円 |
今回のシミュレーションでは、購入プログラムを利用した場合と同じ機種を利用し続けた場合では4年間のトータル支払金額差は約1万円といった結果に。
機種変更前と機種変更後の端末に価格差が大きければそれだけ負担額も前後しますが、スマホは長期的に利用すればお得!という訳ではなさそうです。
もちろん4年以降も同じスマホを使い続ければ、単純に機種代金が0になるので常に2年で買い替えるよりもお得です。
ただし故障のリスクもあるため「とにかく使い続ける」方法は完全に自己責任です。
むしろ2年ごとに購入プログラムで買い替えた方が常に新しいスマホを使えるため、リスクヘッジとしても合理的ではないでしょうか。
乗り換えキャンペーンを使う場合
購入プログラムを利用せずに
- 乗り換えキャンペーンを使って2年で買い替える場合
- 同じスマホをそのまま利用し続ける場合
ではどちらがお得でしょうか。
正直なところ、トータル的な支払いの観点で見たお得度で言えば同じスマホをそのまま利用していた方が支出も抑えられます。
「新しいスマホを安く購入できた」というお得感の場合は購入する機種のキャンペーンによって大きく変わるでしょう。
結論として買い替え対象のスマホが安い・もしくは高額ポイント還元で実質的に1円といった場合は乗り換えキャンペーンを使ってスマホを買い替えてもいいでしょう。
1円・もしくは限りなく1円に近い金額でスマホを購入できる方法は以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください。

スマホの機種変更が安い時期
次にスマホの機種変更が安く購入できる時期を3つ解説します。
- iPhoneは新型発表後の9月以降に旧モデルが安くなる
- 3月〜4月はスマホが安い
- 年末商戦がある12月もお得
「2年ごとの買い替えがお得なのはわかったけど買い替え時期はいつなの?」という方は是非参考にしてください。
iPhoneは新型発表後の9月以降に旧モデルが安くなる
iPhoneは毎年9月に新型が発表されることが定番となっています。
そのため旧モデルが在庫処分として販売価格が下がる可能性が高い9月~11月がiPhoneをお得に購入できる時期の一つです。
また、販売価格に変化はない場合も新作に合わせて旧モデルがキャンペーンで限定特価になるといったこともあります。
正直なところ一世代前のiPhoneでもカメラ機能やスペックに余程こだわりがない限りは十分に使える性能を保有しています。
お得にiPhoneを購入したい方は新作発表後の旧型iPhoneを狙ってみましょう。
3月〜4月はスマホが安い
新学期・新生活シーズンである3月~4月もスマホがお得に購入できる時期です。
春先は家電製品と同様、スマホがお得に購入できる定番シーズンなので、なんとなく「スマホは春がお得」と知っている方も多いのではないでしょうか。
引っ越し需要も高まり、学割シーズンでもあるため「3月~4月がスマホを最も安く購入できるシーズン」と言っても過言ではありません。
とはいえここ最近は時期関係なくスマホ関連のセールが実施されているため、実は3月~4月まで待つ必要はありません。
また、現在は家電量販店などの一括1円セールなどはほぼ開催されていないので、春になってもそこまでお得なキャンペーンがない可能性も。
結論として春まで待たずともオンラインショップ等でお得にスマホが購入できるため、好きな時期に購入しても問題ないでしょう。
年末商戦がある12月もお得
スマホを安く購入する場合、年末商戦がある12月も狙い目です。
理由としては単純に年末なので各キャリアや販売店が商品を売り切りたいからといったものです。年末同様、年明けも新年のセールが開催されています。
ここまでお話してなんとなく察しがつくかもしれませんが、スマホは年がら年中何かと理由をつけてセールを開催しています。
最終的な結論としてはお得な時期は確かにあるものの、いつ購入しても何かしらセールがあると考えていいでしょう。
もちろん、セールは期間限定かつ何も割引がない時期もあるため、定期的にオンラインショップなどをチェックすることをおすすめします。
スマホの買い替えはどこがお得?
最後にスマホをお得に買い替えできるおすすめの契約先を紹介します。
機種変更が安い時期を解説しましたが、お得に買い替えをするのであれば最も重要となるポイントが「どこで買い替えすればいいのか」ということ。
- 各キャリアのオンラインショップがおすすめ
- iPhoneの買い替えは楽天モバイルがお得
- 乗り換え前提ならワイモバイルやIIJmioもあり
あまり選択肢を出しても困惑してしまうと思うので、今回はシンプルに3つの選択肢に絞ってお伝えしていきます。
各キャリアのオンラインショップがおすすめ
スマホをお得に買い替えるのであれば各キャリアのオンラインショップが断然おすすめです。
オンラインショップは以下の理由からお得にスマホを買い替えできます。
- 事務手数料が発生しない(auは3,850円発生します)
- 好きな場所・タイミングで契約できる
- オンライン限定のキャンペーンを実施している
また、現在では総務省が施行している電気通信事業法に基づき、回線契約を伴わない白ロム(端末のみ)購入ができる点もおすすめポイントです。
ドコモオンラインショップでは白ロムのみでもお得なキャンペーンが実施されています。
\ ドコモじゃなくても利用可能! /
以下の記事でも解説していますので、気になる方は参考にしてください。

iPhoneの買い替えは楽天モバイルがお得
iPhoneに買い替える場合は楽天モバイル一択です。
楽天モバイルではiPhoneの販売価格が4大キャリア中最安値に設定されており、Apple Store並みの料金となっています。
楽天モバイル公式サイトでもiPhoneが安いことを前面に売り出していますし、実際他社と比較しても価格差は歴然です。
iPhone販売元 | iPhone14/128GB |
---|---|
Apple Store | 119,800円 |
楽天モバイル | 120,910円 |
ドコモ | 138,930円 |
au | 140,640円 |
ソフトバンク | 140,400円 |
また、購入プログラムである「iPhoneアップグレードプログラム」を利用することで最新のiPhoneでも実質半額購入が可能です。

iPhone関連のキャンペーンも豊富であり、最大14,000ポイントが還元される「iPhoneトク得乗り換えキャンペーン」などが開催されています。
iPhoneを買い替える方はまず楽天モバイルをチェックしてみましょう。
乗り換え前提ならワイモバイルやIIJmioもあり
端末のみ購入ではなく、通信会社ごと乗り換えるのであればワイモバイルやIIJmioといった選択肢もおすすめです。
- ワイモバイルは家族割適用で3GB:990円~
- IIJmioは2GB:850円、5GB:990円~
とコスパ抜群なので大手キャリアを利用している方であれば通信費もお得にできる可能性大です。
どちらも乗り換えや新規契約でスマホがお得に買い替えできるキャンペーンを頻繁に開催しています。
特にIIJmioは端末特価キャンペーンが有名で、ワンコインで購入できるスマホも販売されているなど買い替えにはもってこいの格安SIMです。
ワイモバイルやIIJmioのキャンペーンは下記の記事でも解説しています。

まとめ|スマホの買い替えタイミングは2年が一つの正解
本記事ではスマホのベストな買い替えタイミングについて解説しました。
結論としては次のとおりです。
スマホの買い替えタイミングは「2年」が正解
- 使い方によっては長期的な利用もあり
- 購入プログラム前提なら2年がお得
- スマホは基本的にいつでもセールがある
何度もお話しましたが2年ごとの買い替えは一つの正解ですが、絶対的な正解ではありません。
使用用途や購入プログラムを考えた場合、結果的に2年で買い替えた方が新しいスマホをリスク回避しながら使えるという結論に至ったわけです。
- 「消費者動向調査(2023年3月分)」にもあったように4年以上スマホを使う
- 新機能やディスプレイ性能にいこだわるので2年ごとに最新のスマホに買い替える
上記はどちらも正解なのです。
ただし「もしスマホが急に壊れてデータが消えた…」といったように困りたくない場合は2年ごとの買い替えがおすすめです。
常に新しいスマホであれば急な故障のリスクは2年以上使ったスマホに比べれば軽減しますからね。
本記事を参考に、あなたに合ったスマホの買い替え時期を見つけてください。