楽天モバイルは審査なしって本当？他社滞納や自己破産をした人でも契約できる？

昨今では、他社滞納や自己破産が原因で大手キャリアの審査に通らない人が増えています。ドコモやauの審査に通らない人は、SNSやネット掲示板で”審査が緩い・審査なし”とされる楽天モバイルを契約しようと考えていませんか？

結論、楽天モバイルも審査があるため、要件を満たしてなければ審査に落ちてしまいます。「楽天モバイルは審査なしで契約できる！」との噂もありますが鵜吞みにしてはいけません。

とはいえ、楽天モバイルを含む携帯審査は「信用情報が影響する審査」と「他社滞納が影響する審査」の2パターンあるため、契約方法によっては普段審査に落ちる人でも契約できる可能性があります！

本記事では、審査なしとの声もある楽天モバイルの審査の真相をはじめ、楽天モバイルの審査に落ちる人・通りやすい人の特徴まで詳細に解説しました。

結論｜楽天モバイルの審査は他社滞納NG！自己破産は希望あり

大前提として、楽天モバイルの審査は他社で滞納があると高確率で通りません。

なぜなら、他社滞納情報（不払者情報）は電気通信事業者協会の「TCA」を通して加盟事業者間で共有されているからです。つまりドコモで滞納している情報は楽天モバイルにも筒抜けであり、滞納＝支払い能力がないと判断されるため、審査に落とされます。

一方、他社で滞納がない場合でも審査に落とされることがあります。それはクレジットカードや住宅ローンの滞納、さらには自己破産をしたため信用情報にキズがある場合です。信用情報はTCAではなく「CIC」や「JICC」に登録されています。

信用情報が携帯会社に開示されるのはローンを組む際＝スマホ本体を分割購入する時だけです。

スマホの分割審査は「個別信用情報あっせん契約」と言われ、携帯会社との審査とは別に行われます。このことからわかるように、不払い情報があるかどうかの審査と、信用情報が関与する審査はまったくの別物なのです。

つまり楽天モバイルをSIMのみで申し込む場合であれば、CICに登録されている信用情報は楽天モバイル側に開示されません。仮に自己破産者であっても他社滞納がなければ審査に通る可能性は十分あると言えるでしょう。

ちなみにTCAに登録されている不払者情報は、基本的には滞納分の料金を精算することでリセットされます。「携帯審査に落ちた場合に他社で滞納があるので、支払ってから再度申し込みしてください」といった主旨の話を携帯ショップでされたことはありませんか？

金融ブラック状態でSIMのみの審査に通らない場合は、他社滞納分を精算することで審査に通る希望があります！自己破産をしてしまった場合でも、まずは他社滞納を解消してみてください。

楽天モバイルは審査なし？仕組みを解説

結論で触れたように、楽天モバイルが審査なしということは100％ありえません。

あくまでSIM単体申し込み時または端末一括購入時に「個別信用情報あっせん契約」における審査がないだけであり、楽天モバイルの通信サービスそのものの審査は必ず行われます。

ここでは、楽天モバイルの審査の仕組みをより詳細に解説しました。審査に通りたい人は、まず審査の仕組みについて理解しておきましょう。

楽天モバイルはTCAに加盟しているので他社滞納はＮＧ

楽天モバイルは「TCA」に加盟しているため、他社で滞納がある場合は契約できません。TCAは他社滞納や未納などの情報を”不払者情報”として加盟事業者間で情報交換されています。

平成11年4月から、契約解除後（※）に料金不払いのあるお客様の情報を携帯電話等の移動系通信事業者間で交換しています。※お客様の任意（申出）解約を含みます

引用元：TCA（不払者情報の交換）

加盟事業者はドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアをはじめ、日本通信やTOKAIコミュニケーションズ（LIBMO）などの格安スマホなど多数の事業者となっています。不払者情報の交換期間は5年以内（期間経過後は自動的に抹消）とされているため、5年以内に滞納がある場合は未精算分の支払いを済ませてください。

TCAに非加盟な通信事業者もあります。他社滞納を精算できない場合は、下記のサービスも検討してみましょう。

格安SIM会社	概要	公式サイト
誰でもスマホ	審査が完全になし コンビニ支払い・口座振替を選択可能 保険証、住民票、生活保護受給証などの身分証一点でも契約可能	誰でもスマホ｜公式
IIJmio	オンラインもしくは郵送で手続き可能 TCA非加盟なので他社不払い情報を気にする必要なし！	IIJmio｜公式
リンクスメイト	TCAとTELESAに非加盟	リンクスメイト｜公式

TCAは自己破産の情報は交換されない

TCAに登録されている情報は以下の7点であり、信用情報である自己破産の情報は交換されません。

スマホの分割払いはCICなどの信用情報で審査される

スマホの分割払いはCICやJICCなどに登録されている信用情報をもとに審査されるため、通信サービスの審査とは関係ありません。通信サービスと端末は分離しているように、審査も別々の視点でされると覚えておきましょう。

自己破産者の場合、CICまたはJICCに自己破産歴が登録されています。一方、前述したTCAには自己破産歴は一切関与していません。つまり金融ブラック状態でも、不払い情報さえなければ通信サービス単体の審査に通る可能性があると言えます。

店舗とオンラインで審査基準は同じ

店舗とオンラインで審査基準は同じです。店舗だから審査に通りやすい、オンラインだから審査に落ちやすいといったことはありません。

店舗では審査窓口から契約担当スタッフに入電があり、審査結果が知らされます。

審査に落ちるかもしれないと自覚がある場合は、店舗だと時間がかかることやわざわざ店舗に行くまでの時間を考えると非常に効率が悪いです。審査に不安がある場合こそ、オンラインからサクッと申し込みしましょう。

審査落ちのメールは2日～1週間程度かかる

審査落ちのメールが届くまでの日数は、最短2日～長いと1週間程度です。

審査にかかる日数は申し込み時の混雑状況・時間帯のほか、通信契約のみの申し込みか端末購入を伴う申し込みなのかによっても大きく変わってきます。すぐに結果が出る場合もあれば、なかなか結果がでないこともあるので注意しましょう。

2週間を過ぎても審査に関するメールが届かない場合は、楽天モバイルのカスタマーサポートに問い合わせてみてください。公式サイトの有人チャットサポートでもOKです。

楽天モバイルの審査に落ちる人の特徴

楽天モバイルの審査に落ちる人の特徴は以下のとおりです。

ここまで開設した審査の仕組みをもとに、どんな人が楽天モバイルの審査に落ちてしまうのかを確認しておきましょう。

他社滞納があると審査に落ちる可能性が高い

他社で滞納がある人はTCAに不払者情報が共有されているため、審査に落ちる可能性が高いです。しかしTCAの不払者情報交換期間は5年以内であり、期間経過後は自動的に抹消されます。5年以上前の滞納情報は消えていることもあるでしょう。

また、不払者情報は他社滞納を精算することでリセットされます。

滞納が理由で審査に落ちてしまった場合でも、未納分さえきっちり収めれば審査に通る可能性は十分ありえます！まずは、未納分をしっかりと支払してくださいね。

自己破産や金融ブラックだと48回払いの分割審査に落ちる

自己破産や金融ブラックの場合、楽天モバイルの48回払いの分割審査に落ちる可能性が高いです。

分割時は通信サービスの審査とは別に、CICに登録されている信用情報をもとに審査が行われます。自己破産などで信用情報にキズがあると審査基準を満たすことはできないため、ほぼ確実に審査に落ちてしまうのです。

自己破産歴やローンの滞納等で信用情報に難がある人は、信用情報が関係しない端末の一括購入を選択するか、SIMのみで契約しましょう。

楽天モバイルの審査に通りやすい人の特徴

次に、楽天モバイルの審査に通りやすい人の特徴をまとめました。

上記を満たしても審査に落ちてしまう可能性はあります。

通信サービスの審査と個別信用情報あっせん契約の審査の両方に落ちてしまう場合は、最終手段として「審査なし」の格安スマホに申し込みしましょう。

他社で強制解約されても完済している人は審査に通りやすい

料金の滞納や未納が続くと、契約先の通信サービスから支払いを促す通知書が届きます。しかし幾たびの催促を無視したまま日数が経つと、通信サービスを強制的に解約されてしまうことに。

強制解約者は通信サービス側からすると支払い能力のない顧客と見なされてしまい、TCA加盟事業者間の契約ではほぼ100％審査に通りません。

しかし、料金さえ完済してしまえば、TCAから不払者情報が消えるため審査に通りやすくなります。

ただし、ここで注意して欲しいのはあくまで”審査に通りやすくなる”というだけであって、確実に審査に通るかは申し込みしなければわからないということ。通信サービスの審査基準は公には公表されていません。不払者情報が消えたとしても、名前や住所だけで要注意人物とされていた場合は、審査に通らないことも考えられるでしょう。

自己破産や金融ブラックでもSIMのみなら審査に通りやすい

自己破産や金融ブラックでも、SIMのみなら審査に通りやすいと言えます。なぜなら、SIMのみの申し込みであれば信用情報が通信サービス側に開示されないからです。

端末を分割で購入する際は「個別信用情報あっせん契約」の同意書にサインすることで、信用情報が開示されます。しかしSIMのみで申し込む場合は通信サービスのみに申し込みするため、ローンを組む際に必要な信用情報は関係してきません。

自己破産や金融ブラックの人は、SIMのみで楽天モバイルに申し込みしてみてくださいね！

審査なしSIMのみ契約できる格安SIMは誰でもスマホ

楽天モバイルの審査に通らない場合の最終手段は「審査なし」「コンビニ払いOK」の誰でもスマホです。誰でもスマホは公式サイトにもあるように、一般的な通信サービスで行われている審査がありません。

つまり携帯ブラックでも契約できます。また、初期費用や毎月の料金の支払いはコンビニ払い（月額料金のみ希望すれば口座振替可能）となっているため、クレジットカードや口座を持てない人でも契約できますよ！

どうしても楽天モバイルの審査に通らない場合は、下記のリンクから誰でもスマホを申し込みしてみてくださいね！

まとめ｜楽天モバイルの審査なしは嘘！SIMのみなら通りやすい

本記事では楽天モバイルの審査について、審査の仕組みや審査に通りやすい人・落ちる人の特徴まで詳しく解説しました。

楽天モバイルはTCA加盟事業者であるため、他社で滞納がある場合は審査に通りづらいです。しかし他社滞納さえなければ、自己破産者でもSIMのみ契約の審査に通る可能性があると言えます。

他社滞納分を精算したのに審査に通らない場合は、審査なしの誰でもスマホを検討してみましょう。

楽天モバイルと誰でもスマホは下記のリンクから申し込みできます。まずは、オンラインから申し込みしてみましょう！滞納が発覚した場合は、支払いを済ませてから再度申し込みしてくださいね。