楽天モバイルが法人でも新プラン発表！無制限の法人最強プランを解説

最強プランをスタートさせた楽天モバイルが法人プランでも新プランを発表しました。

楽天モバイルの法人プランでは定額制プランが用意されていたもののデータ無制限プランはなかったため、待ち望んでいた方にとっては嬉しい知らせです。

とはいえ「法人でもau回線は無制限で使える？」「エリア問題やつながりやすさは改善された？」と疑問点も出てきますよね。

そこで本記事では新プランが登場した楽天モバイルの法人プランについて徹底解説します。

データ面だけでなく通話料や取り扱い機種にも触れますので、楽天モバイルで法人契約を検討している方は是非参考にしてください。

楽天モバイルは法人でも無制限プランが使える

冒頭でも触れましたが楽天モバイルは2023年6月より法人向けの無制限プランが提供開始しました。

楽天モバイルの法人向け新プランについて項目ごとに解説していきます。

最強プランが法人にも登場！無制限で3,278円

話題の楽天最強プランが法人にも登場しました。コスト抜群のプランなので、個人利用だけでなく法人利用したいと考えていた方も多いでしょう。

法人プランでは個人向けの最強プランと違い従量制のプランではなくシンプルにデータ無制限となっています。

これまで楽天モバイルの法人プランには無制限プランがなく、最大データ容量は30GBまで。法人でも無制限プランが利用できる通信会社と言えばドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアのみでした。

楽天モバイルが法人プランにも無制限プランを導入したことでキャリアとしての質がさらに向上したと言っていいでしょう。

海外でも2GBまで無料

法人向けの楽天最強プランでも海外でのデータ通信が2GBまで無料で利用できます。

海外利用する場合、海外向けのプランへ加入が必要な場合がほとんどですが楽天モバイルであれば設定・追加料金不要です。基本プラン内で海外利用できることは大きなメリットでしょう。

海外出張がある場合、渡航先でポケットWiFiをレンタルする必要もありませんし、必要経費を最小限に抑えられます。

テザリングも無制限で使える

法人向けの最強プランではテザリング容量も無制限かつ無料です。

楽天回線だけでなくパートナー回線であるau回線も無制限で利用できるため、基本的に国内であればデータを気にせずテザリングが使えます。

テザリング容量に制限をかけているキャリアがほとんどですが、楽天モバイルはテザリング容量に上限がないためビジネス用途としても最適です。

例えば仕事でスマホ以外にノートパソコンやタブレットを併せて利用することもありますよね。楽天モバイルの法人向け最強プランにであれば外出先でもデータを気にせずテザリングが使えるので急な出張があった場合も安心です。

海外利用の場合同様、通信機器用のポケットWi-Fiを別途契約しなくても楽天モバイルのテザリングで十分事足りるでしょう。

その他法人プランも安い！

楽天モバイルでは安価で利用できるその他法人プランも用意されています。

	音声+3GB	音声+5GB	音声+30GB
月額料金	2,178円	2,618円	3,058円
通話料	Rakuten Link Officeアプリで無料
テザリング	無料
データ超過時速度	最大200Kbs
パートナー回線	月間1GBまで	月間2GBまで	月間5GBまで

参照元：楽天モバイル（法人のお客さま）

最強プランと違いデータ無制限ではありませんが定額のデータ容量をお得な価格で利用できます。職種によって必要なデータ量は変わってくるため、使用用途に応じたプラン選択ができる点は魅力的ですよね。

例えば「通話とメッセージアプリでのやり取りしかしない」という場合であれば音声+3GBを選ぶと言った柔軟な対応が可能です。

とはいえ正直なところ新登場した楽天最強プランのコスパが良すぎるため、これまで定額制プランを利用していた場合は無制限プランに切り替えをおすすめします。

楽天モバイル法人プランもエリアが劇的に改善

楽天モバイルはプラチナバンドに非対応、さらに基地局の少なさから「つながりづらさ」に大きな問題を抱えていましたが、最強プランによってエリア問題が大きく改善。

もちろん法人プランのエリアも劇的に改善しました。

最強プランの登場でauエリア（パートナー回線）も無制限に

最強プランが登場したことによってこれまで月間5GBまでしか利用できなかったau回線エリアが無制限となりました。

テレワークの普及によってビジネスシーンでも大容量のデータが必要なケースが増えたため「パートナー回線の5GBではデータが足りない」といった方には朗報です。

パートナー回線エリアでは5G通信が利用できませんが直近3ヶ月の楽天回線（パートナー回線エリア含む）の平均速度は

とメッセージアプリでのファイル送信やテレワークなどのビジネス用途には十分な速度でしょう。

楽天モバイルは人口カバー率99%

楽天モバイルは2023年5月時点で人口カバー率99.9％に到達しました。パートナー回線エリアを含んだ数値ですが国内であればほとんどの場所で楽天モバイルが利用できます。

au回線のプラチナバンドを利用することで「つながりやすさ」が向上、建物の中や高層階、山間部や地下鉄など楽天モバイルが苦手としていたエリアでも「急に圏外になった」「電波が中々入らない」といった不安が解消されます。

仕事において通話が多い場合にも通信品質は大きく関わってくるため、人口カバー率99.9％という数値は大きな意味があるのです。

MVNOと違いピーク時速度も優秀

楽天モバイルはMVNO（格安SIM）と違いピーク時でも快適に通信できます。

例えばMVNOではお昼時に利用者が増えるため回線速度が大きく低下します。結果として「電波は立っているのにページを読み込まない」といったようにストレスに感じてしまう場面も多くあるでしょう。

一方、楽天モバイルは自社回線+au回線を利用しているため、時間帯による回線混雑の影響をほとんど受けません。

時間帯	下り	上り
朝	51.24Mbps	30.83Mbps
昼	51.91Mbps	29.72Mbps
夕方	57.37Mbps	30.36Mbps
夜	45.96Mbps	27.95Mbps
深夜	53.46Mbps	26.11Mbps

通信が不安定で仕事が進まない…といったことを避けたいのであればではなく楽天モバイルの法人プランを利用しましょう。

楽天モバイル法人プランは通話料が無料

楽天モバイル法人プランでは通話料が無料なのでビジネス用途にもぴったりです。

Rakuten Link Officeを使うと電話もかけ放題

楽天モバイルでは法人専用アプリとして「Rakuten Link Office」が利用できます。

個人向けの楽天最強プランで提供されているRakuten Linkと同様の仕様であり、Rakuten Link Officeをとおすことで国内通話かけ放題が無料になります。

Rakuten Link Officeを利用しない場合は30秒あたり22円の通話料が発生します。また（0180）（0570）等の番号への発信も通話料が発生するため注意しましょう。詳細は[Rakuten Link Office]アプリで発信をしても、通話料が発生する電話番号を教えてくださいから確認できます。

とはいえ例外を除けば通話料は発生しないので、通話する機会が多い場合にRakuten Link Officeが重宝されるでしょう。

海外から日本国内への電話もかけ放題

Rakuten Link Office同士の通話であれば

• 日本から海外へ
• 海外から日本への通話

どちらのパターンもかけ放題です。

相手がRakuten Link Office以外の場合でも条件次第で通話料が無料になりますが、通話パターンによっては通話料金が発生することもあります。

例えばタイにおいてRakuten Link Officeから現地の電話番号に発信する場合は30秒あたり68円の通話料が発生します。詳しい通話料金は【海外ローミング　対応エリア・料金】から確認できるので通話先がRakuten Link Office以外の場合は確認してみましょう。

通話品質は大手キャリアより劣る

Rakuten Link OfficeはRCS（リッチコミュニケーションサービス）という通話方式を採用しています。RCS方式を使った最も有名なサービスがRakuten LinkおよびRakuten Link Officeです。

RCS方式では比較的クリアな音声で通話できますがインターネットを媒体として通話するため回線が混雑している場合や電波が悪い場合は通話品質がやや不安定になってしまう傾向があります。また、当然ですが大手キャリアの通話サービスよりも品質は劣ってしまいます。

とはいえ最強プランスタートとともにエリアも大幅改善されたため、通信品質が影響するRakuten Link Officeの通話品質も改善されたと考えていいでしょう。また、大手3キャリアが採用している+メッセージ（プラスメッセージ）でもRCS方式が利用されていますが無料通話機能がないためRakuten Link Officeの方が断然実用性があります。

楽天モバイル法人プランでもiPhoneの取扱を開始

楽天モバイル法人プランのiPhone価格

製品名	本体容量	本体価格
iPhone14 Pro MAX	128GB/256GB/512GB/1TB	165,900円～
iPhone14 Pro	128GB/256GB/512GB/1TB	150,900円～
iPhone14 Plus	128GB/256GB/512GB	135,900円～
iPhone14	128GB/256GB/512GB	120,910円～
iPhone13	128GB/256GB/512GB	108,900円～
iPhone13 mini	128GB/256GB/512GB	93,900円～
iPhoneSE（第3世代）	64GB/128GB/256GB	62,800円～

個人契約と違い一括購入のみとなっているため「iPhoneアップグレードプログラム」は利用できません。また各種キャンペーンも対象外なので注意しましょう。

とはいえこれまでの法人プランではRakutenオリジナル製品かAndroid機種のみだったため業務端末としてiPhoneを利用したいと考えていた方には朗報です。

楽天モバイル法人プランの必要書類

「法人プランを申込には何が必要？」とお悩みではありませんか？

楽天モバイルの法人プランは手順どおりに進めれば申込できますが、個人契約と比べて必要な書類が変わってくるため注意が必要です。

大前提として楽天モバイルの法人プランを契約する際はWebから（パソコン推奨）です。

個人契約と比べて必要書類が多く、それぞれの書類（1ファイルあたり10MBまで）を以下のいずれかの形式でアップロードする必要があります。

楽天モバイル法人プランの必要書類は次のとおりです。

まとめ｜楽天モバイル法人プランは無制限プランがおすすめ

本記事では楽天モバイルの法人向け新プランについて解説しました。

結論としては次のとおりです。

楽天モバイルの法人向け新プランは個人向けの最強プラン同様、パートナー回線エリアでもデータ無制限で利用できます。

従量制プランではないのでデータ使用料によって月額料金が変動することはありませんが電話もデータも無制限であればビジネス用途としても非常に使い勝手が良いでしょう。

法人向けスマホを探している方は楽天モバイルを是非検討してみてくださいね！