ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの対応バンド（周波数）を解説！

本記事ではソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの対応バンド（周波数）について詳しく解説します。

ソフトバンク回線でSIMフリースマホを使ってみたい方も多いのではないでしょうか。

結論として、お使いのSIMフリースマホがソフトバンクの周波数に対応していれば通信可能です。

SIMフリースマホや海外スマホで快適に通信するにはバンドの確認が必須です。通信できない・速度が遅いということにならないように注意しましょう。

本記事を読むことでソフトバンクやLINEMOを利用するための5G・4Gバンドについて理解できます。

バンド・周波数についても記事内でわかりやすく解説するので、SIMフリースマホをソフトバンク回線で運用したい方は是非参考にしてくださいね。

そもそもバンド・周波数とは？

まずはバンド（周波数）について解説します。

大前提としてスマホは電波を使って通信しています。電波はバンド（周波数帯）で分けられておりキャリアによってどのバンドが使えるか変わってきます。

SIMフリースマホや通信する際は使用したい回線のバンド確認が必須です。

下記の項目に沿ってさらに詳しくバンドについて確認していきましょう。

バンド・周波数によって電波の性質が異なる

バンド・周波数によって電波の性質（通信速度や電波の届く範囲）が異なります。

例として「低い周波数帯」と「高い周波数帯」では次のような違いがあります。

傾向として、帯域幅の広いバンドを使うほどより高速な通信が可能です。

例えば、5Gのミリ波帯（28GHz帯など）は帯域幅が非常に広く、高速な通信が可能です。一方で、建物内での通信が弱く電波が遮られる傾向があります。

ただし、使用するスマホや通信回線の品質などで速度は変わってくるため単純にバンドだけで判断するべきではありません。

スマホと通信会社の両方が同じバンド・周波数に対応している必要がある

大前提としてスマホで通信する場合、スマホと通信キャリアの両方が同じバンド（周波数帯）に対応している必要があります。

スマホが対応していない周波数帯を使用すると

• 通信ができない・圏外になる
• 通信速度が著しく低下する

ことがあるため注意が必要です。

難しく考えてしまう方がいますが、基本的には上記のようにスマホが使いたいキャリアの周波数帯に対応していればOKです。

通信に関してはスマホがその場で最も繋がりやすい周波数帯に自動で接続してくれるため自分で何か設定する必要はありませんよ。

海外製のスマホやSIMフリー端末を購入するときは特に注意が必要

海外製のスマホやSIMフリースマホを購入する場合、なず確認したい事項として利用したい通信会社の対応バンドに対応しているかどうか。

国内と海外のスマホでは販売されている国・地域によって対応バンドが変わってくるため購入時の通販サイトなどでチェックしておきましょう。

もし確認できない場合は、販売店やメーカーに問い合わせることで対応バンドがわかります。

ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの5G対応バンド・周波数

ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの5G対応バンド・周波数について解説します。

本記事では下記のページを参考に記述しています。

周波数帯（バンド）	周波数	優先度	備考
Band n77	4.0～4.1GHz帯		ソフトバンクの5Gメインバンド
Band n257	29.1～29.5GHz帯		ミリ波

ソフトバンクでは、5Gの通信に対応している周波数帯はSub6と呼ばれる低周波数帯と、ミリ波と呼ばれる高周波数帯の2つの帯域に分かれます。

なお、5Gの周波数帯や対応バンドは今後変更される可能性があります。

sub6｜n77（4.0～4.1GHz）

Band n77はSub6と呼ばれ、4Gの基地局を用いて展開される5Gのバンドです。

4Gの基地局を使っているので多くの場所で5G通信できるという特徴がありますが、後述するミリ波ほど速度は出ません。

ソフトバンクの5G通信を利用する場合、まずはお使いのスマホがn77に対応しているか確認しましょう。

ミリ波｜n257（29.1GHz～29.5GHz）

ミリ波は5Gの真価を発揮するのに必要な周波数帯で

• 高速大容量
• 低遅延
• 多数同時接続

を実現するにはミリ波への対応が不可欠です。

障害物に弱い特性を持つため前述したn77よりも使える場所は限定的（都市部を中心に拡大中）ですが、ミリ波対応により通信速度は大きく向上するでしょう。

ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの4G対応バンド・周波数

結論としてソフトバンク回線を使う場合はBand 1・3・8に対応しているかを最優先で確認しましょう。

次にソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの4G対応バンド・周波数について解説します。

本記事では下記のページを参考に記述しています。

周波数帯（バンド）	特徴	優先度	備考
Band 1	2.1GHz帯		ソフトバンクのメインバンド
Band 3	1.7GHz帯		ソフトバンクのメインバンド
Band 8	800MHz		主要プラチナバンド
Band 11	1.5GHz		対応エリアが狭い
Band 28	700MHz帯		地域限定のプラチナバンド
Band 41	2.5GHz帯		ソフトバンクエアーで使われる
Band 42	3.5GHz帯		キャリアアグリゲーション時に使用

主要な周波数｜バンド1（2.1GHz）

ソフトバンク回線を利用するにあたりまずはBand 1へ対応しているかを確認しましょう。

Band 1は大手3キャリアであれば対応している主要な周波数帯です。

大都市がメインの周波数｜バンド3（1.8GHz）

東京・大阪・名古屋などの大都市で展開されている周波帯がBand 3です。

こちらもソフトバンク回線を利用するにあたって必要不可欠な周波数帯、特に東京・大阪・名古屋に住んでいる方は必須です。

プラチナバンド｜バンド8（800MHz）

プラチナバンドと呼ばれ速度は速くないものの「繋がりやすさ」において最も重要にある周波数帯です。

前述したBand 1・3と合わせて対応していればソフトバンクの4G回線は問題なく利用できるでしょう。

バンド11（1.5GHz）

Band 11は限定的なエリアで展開されています。

対応していなくても特に問題ありません。

バンド28（700MHz）

主要プラチナバンドではないのでBand 8と比較して優先度は下がります。

対応していればより快適に通信できますが、Band 8に対応しているのであればなくてもOKです。

ソフトバンクエアー｜バンド41（2.5GHz）

ソフトバンクの置き型ルーターである「ソフトバンクエアー」で使われる周波数帯です。

高速通信可能な4Gバンド｜バンド42（3.5GHz）

キャリアアグリゲーション（複数の周波数帯を同時に利用することで通常の4G通信よりも高速通信が可能になる）を利用するために必要です。

ソフトバンク・LINEMO・ワイモバイルの対応バンドや周波数を利用している通信サービス（格安SIM）

最後にソフトバンクの対応バンドや周波数を利用している通信サービスを紹介します。

ソフトバンク回線でおすすめなサービスは次のとおりです。

LINEMO｜つながりやすくてキャンペーンが充実

LINEMOは3GB：990円～利用できるソフトバンクのオンライン専用プランです。

データ量	月額料金
ミニプラン （3GB）	990円
スマホプラン （20GB）	2,728円

3GB・20GBの2プランを安価で利用できます。

また、ミニプラン（3GB）の月額料金990円相当分のPayPayポイントが6ヶ月還元されるなどキャンペーンも豊富なのが魅力的。

ミニプラン（3GB）は6ヶ月間実質半額なので1年間のトータルコストも大きく下げられますよ！

ワイモバイル

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドであり、3GB：2,178円～利用できます。

料金プラン	月額料金	割引後料金
シンプルS：3GB	2,178円	990円
シンプルM：15GB	3,278円	2,090円
シンプルL：25GB	4,158円	2,970円

LINEMOと比較すると月額料金は割高ですが、ソフトバンク光やソフトバンクエアーとのセット割、または家族割を利用することで3GB：990円に。

店頭でのサポートも受けられるのでオンライン専用プランだと不安…という場合はワイモバイルがおすすめです。

まとめ

本記事ではソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOの対応バンド・周波数について解説しました。

結論としてSIMフリースマホや海外スマホをソフトバンク回線で利用する場合、ソフトバンクのバンド（周波数）に対応しているかが重要です。

SIMフリースマホや海外スマホ購入時にはソフトバンクのバンドに対応しているかチェックしてから購入しましょう。

本記事を参考にお使いのスマホでソフトバンク回線を利用してみてください。