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本記事ではau・povo・UQモバイルの対応バンド(周波数)について詳しく解説します。

au・povo・UQモバイルの対応バンド(周波数)
  • au・povo・UQモバイルのバンドは共通
  • 5G主要バンドはn77・n78・n257(ミリ波)
  • 4GはBand 1・18がメイン

SIMフリースマホをau回線で使いたい場合「何を基準に使えるか判断すればいいかわからない」という方も多いですよね。

結論として、お使いのSIMフリースマホがauの周波数に対応していれば通信可能です。

ただし利用機種の対応バンドやauの主要バンドを確認しないとSIMカードを挿しても速度が遅い・通信できない…なんてことにもなりかねません。

本記事を読むことでSIMフリースマホや海外スマホをau回線で通信するための5G・4Gバンドがわかります。

バンドについての基礎知識も解説するので、お使いのSIMフリースマホをau回線で使いたい方は是非参考にしてくださいね。


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そもそもバンド・周波数とは?

まずはバンド(周波数帯)について解説します。

大前提としてスマホは電波を使って通信しています。電波はバンド(周波数帯)で分けられておりキャリアによってどのバンドが使えるか異なります。

SIMフリースマホを通信する際は使用したい回線のバンド確認が必須です。

下記の項目でバンドについてさらに詳しく解説します。

バンド・周波数とは
  • バンド・周波数によって電波の性質が異なる
  • スマホと通信会社の両方が同じバンド・周波数に対応している必要がある
  • 海外製のスマホやSIMフリー端末を購入するときは特に注意が必要

バンド・周波数によって電波の性質が異なる

バンド・周波数によって電波の性質、つまり通信速度や電波の届く範囲が異なります。

例えば低い周波数帯(別名:プラチナバンド)と高い周波数帯(2.1GHz帯以上)ではそれぞれ違いがあります。

周波数帯による違い

低い周波数帯(700MHz帯~900MHz帯)

  • 電波の伝達距離が長い・広範囲
  • 建物の内部や高層階、山間部でも通信できる
  • 通信速度は速くない

高い周波数帯(2.1GHz帯以上)

  • 電波の進む距離が短い
  • 障害物に弱い
  • 高速通信ができる

5Gのミリ波帯(28GHz帯など)は帯域幅が非常に広く、高速な通信が可能です。つまり帯域幅の広いバンドを使うほど高速通信できる傾向にあります。

一方で、建物内での通信が弱く電波が遮られることも。

ただし、使用回線やスマホのスペックでも通信速度は変わってくるのでバンドだけでは速度の判断はできません。

スマホと通信会社の両方が同じバンド・周波数に対応している必要がある

SIMフリースマホや海外製のスマホをau回線で利用する際に最も気を付けてほしいことがスマホと通信キャリアの両方が同じバンド(周波数帯)に対応していることです。

スマホが対応していない周波数帯を使用すると通信ができない、もしくは通信速度が著しく低下することがあるため注意が必要です。

通信に関してはスマホがその場で最も繋がりやすい周波数帯に自動で接続してくれるため自分で何か設定する必要はありません。

海外製のスマホやSIMフリー端末を購入するときは特に注意が必要

海外製のスマホやSIMフリースマホを購入する場合は利用したい通信会社の対応バンドが使えるかを確認することが重要です。

本記事に沿って解説するのであれば購入予定のスマホがauのバンドに対応しているかをチェックして購入しましょう。

auのバンドについてはこちらで解説します。

スマホを購入する際の製品仕様には対応周波数帯が記載されているため必ず確認しましょう。

au・povo・UQモバイルの5G対応バンド・周波数

それではau・povo・UQモバイルの5G対応バンド・周波数について解説します。

au・povo・UQモバイルの5G対応バンド・周波数は下記のページを参考に記述しています。

スクロールできます
周波数帯(バンド)周波数優先度備考
Band n774.0~4.1GHzn78を含む
Band n783.4~3.7GHz帯auのメインバンド
Band n25727.8GHz~28.2GHz帯ミリ波

auは、上記3つの周波数帯で5Gサービスを提供しています。

au・povo・UQモバイルの5G対応バンド
  • sub6|n77(4.0~4.1GHz)
  • sub6|n78(3.4~3.7GHz帯)
  • ミリ波|n257(27.8GHz~28.2GHz)

sub6|n77(4.0~4.1GHz)

4G回線を流用しているSub6と呼ばれる周波数帯のことです。

n78と比較してメインバンドではありませんが対応していればより快適に通信できます。

お使いのスマホが対応しているかはチェックしておきましょう。

sub6|n78(3.4~3.7GHz帯)

auの5G回線においてのメインバンド。

SIMフリースマホでau回線の5G通信を利用したい場合はまずn78に対応しているかを確認しましょう。

ミリ波|n257(27.8GHz~28.2GHz)

ミリ波は本格的な5G通信するために必要不可欠な周波数帯です。

  • 高速大容量
  • 低遅延
  • 多数同時接続

をするにはミリ波への対応が必須です。ただ利用できるエリアは基本的に都市部となっており、Sub6と比べると限定的です。

Sub6とミリ波どちらにも対応するスマホを選べばauの5G通信は問題なく利用できますよ。

au・povo・UQモバイルの4G対応バンド・周波数

次にau・povo・UQモバイルの4G対応バンド・周波数について解説します。

au・povo・UQモバイルの4G対応バンド・周波数は下記のページを参考に記述しています。

スクロールできます
周波数帯(バンド)特徴優先度備考
Band 12.1GHz帯auのメインバンド
Band 31.7GHz帯東京・名古屋・大阪メインで使われている
Band 111.5GHz対応エリアが狭い
Band 18800MHzauのメインプラチナバンド
Band 26800MHzBand 18を含む
Band 28700MHz帯地域限定のプラチナバンド
Band 412.5GHz帯WiMAX 2+
Band 423.5GHz帯キャリアアグリゲーション時に使用される

auは、多くの周波数帯で4Gサービスを提供しています。

各周波数帯は、特性が異なるためエリアや通信環境に合わせて適切なバンドを使用することで、高速かつ安定した通信品質を確保できますよ!

結論として使いたいスマホがBand 1・18・26に対応していることを意識するといいでしょう。

au・povo・UQモバイルの4G対応バンド
  • 主要な周波数|バンド1(2.1GHz)
  • バンド3(1.7GHz)
  • バンド11(1.5GHz)
  • プラチナバンド|バンド18(800MHz)
  • プラチナバンド|バンド26(800MHz)
  • プラチナバンド|バンド28(700MHz)
  • WiMAX用の周波数|バンド41(2.5GHz)
  • 高速通信可能な4G|バンド42(3.5GHz)

主要な周波数|バンド1(2.1GHz)

Band 1は3キャリアすべてが対応している主要な周波数です。

au回線を利用するにあたってまずBand 1に対応しているか確認しましょう。

バンド3(1.7GHz)

ドコモや楽天モバイルでも対応している周波帯。

主に東京・大阪・名古屋などの大都市で展開されています。

海外製のスマホはBand 3に対応していることが比較的多いので購入時にチェックしてみましょう。

バンド11(1.5GHz)

限定的なエリアで展開されている周波帯。

対応していなくても特に支障はないでしょう。

プラチナバンド|バンド18(800MHz)

プラチナバンドと呼ばれ対応しているしていないで「繋がりやすさ」に差が出てきます。

特にBand 18はauの主要バンドなのでau回線を利用する際には対応していることが必須でしょう。

Band 18に対応していない場合、圏外になってしまったり速度が極端に出ないといったことが起きてしまいます。

プラチナバンド|バンド26(800MHz)

Band 26はBand18を含んだ周波帯のこと。もしBand18にお使いのスマホが対応していない場合はBand 26に対応しているかどうかを確認しましょう。

Band 18に対応していなくてもBand 26に対応していれば圏外になるといったことは防げる可能性が高いです。

プラチナバンド|バンド28(700MHz)

プラチナバンドですが狭い地域でのみ展開されているため、優先度は低めです。

WiMAX用の周波数|バンド41(2.5GHz)

Band 41はWiMAX用の周波数です。

UQWiMAXなどのWiMAXサービスを利用する場合は対応していることが必須ですが、特に利用しない場合は気にしなくても問題ありません。

高速通信可能な4G|バンド42(3.5GHz)

複数の周波数を同時利用して高速通信できるキャリアアグリゲーション用の周波数です。

対応必須ではありませんがより速く通信したい場合は意識してみましょう。

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auの対応バンドや周波数を利用している通信サービス(格安SIM)

最後にauの対応バンドや周波数を利用している通信サービスを紹介します。

auの対応バンドや周波数を利用している通信サービス
  • povo
  • UQモバイル
  • au系のMVNO

povo

基本料金0円で利用
出典元:povo2.0公式サイト(https://povo.jp

povoはKDDIのオンライン専用プランで基本料金0円+トッピング方式を採用

データ使い放題(24時間):330円、3GB(30日間):990円など低価格で使えます。

180日以上トッピングしない場合は利用停止されてしまう可能性がありますが、180日間に一度でもトッピングすれば「ほぼ0円運用」も可能です。

auの周波数に対応していれば問題なく使えますし、基本料金0円なのでサブ機の運用にもぴったりです。

UQモバイル

出典元:UQモバイル公式サイト(https://www.uqwimax.jp/mobile

UQモバイルはauのサブブランド的立ち位置で3GB:1,628円~使えます。

データ量月額料金自宅セット割後
3GB
(プランS)
1,628円990円
15GB
(プランM)
2,728円2,090円
25GB
(プランL)
3,828円2,970円

auひかりやauでんきとセット契約することで自宅セット割が適用できます。

自宅セット割適用後は3GB:990円~と格安SIM並みの料金に。

セット割がないと割高なので割引が適用できる場合はUQモバイルもおすすめです。

au系のMVNO

au回線を使っているMVNO=格安SIMもおすすめです。

次の表はau回線を利用している主なMVNO事業者をまとめたものです。

MVNO事業者名特徴
IIJmio2GB:850円、5G:990円とコスパに優れている
J:COMモバイル最強ヤング割がお得
mineoau・ドコモ・ソフトバンクのトリプルキャリア対応
nuroモバイルデータを安くたっぷり使いたい方向け

なお、各MVNOサービスで対応しているバンドはサービス内容や提供エリアによって異なる場合がありますので、詳細は公式サイトなどで確認することをおすすめします。

まとめ

本記事ではau・povo・UQモバイルの対応バンド・周波数について解説しました。

本記事のまとめ
  • 4G回線はBand 1・18・26に対応しているか確認
  • 5G回線はn77・n78・n257(ミリ波)をチェック
  • auのバンドに対応したおすすめサービスはUQモバイル

結論としてSIMフリースマホや海外製スマホをau回線で利用する場合、auのバンド(周波数)に対応しているかを必ず確認するようにしましょう。

対応バンドは購入サイトに記載されていることがほとんどですので、SIMフリースマホ購入時には要チェックです。

本記事を参考にお使いのスマホでau回線を利用してくださいね!


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この記事を書いた人

家電量販店にて大手スマホキャリアの販売を5年経験。販売の中でより良いサービスをもっと多くの人に伝えていきたいと感じWEBライターへ。接客では伝えきれなかった「あなたにぴったりな通信サービス」を、誰にでもわかる文章でお伝えします。大手キャリアから格安SIMまで幅広く利用してきたため、実体験に基づいた執筆が得意です。