ひとは家に対して夢と憧れを持っています。この家の建主Iさんの夢と憧れは、白い家、丸い屋根、そして吹き抜けでした。しかしこれらはみな、普通に作ると北陸には馴染みません。白は雪空に寒々しい、丸い屋根は雪に対してどうなるのか、吹き抜けは底冷えのする夜耐えられるのか。かといって臆病になっていてはその辺どこにでもあるフツーの家になってしまいます。建築家は要りません。それを十分計算して作ったのがこの家です。