A-COLLECTION

FUH 南西より見るアプローチ FUH 南より見る全景 FUH 南東より見る FUH 庭より見る FUH エントランスからリビングへと続く廊下 FUH リビングダイニングへの入口 FUH キッチンから天蓋のあるリビングを見る FUH 2階へ上がる階段
FUH 和室からダイニングを見る FUH 和室 FUH ダイニングからリビングとキッチンを見る FUH リビングからキッチンを見る FUH ダイニングからリビングを見る FUH 三角屋根に寄り添うようなイメージのリビングとキッチン FUH 階段からリビングとキッチンを見下ろす FUH 南側の茶畑から見る全景
FUH

設 計|猿田仁視

施 工|ASJ 浜松スタジオ[株式会社マブチ工業]

構 造|木造軸組工法 地上2階

撮 影|サカタヤスノ

富士山を近景に望み、眼前が茶畑という静岡らしい場所での計画でした。この長閑で自然豊かな場所で、クライアントは平屋で地面に近く、外に開かれ、子供たちが駆け回り、時間が緩やかに流れる……そんな住宅にしたいようでした。

全体を1層として一部に2階を配し、大きな三角屋根に各要素が寄り添うようなイメージで計画をしました。中央に家族が集まるコアとなるリビングを置き、その上に天蓋を設けました。天蓋は緩やかに大空間を仕切り、他の室と異質に差別化しながらも、自然と鴨居をくぐり、入りたくなるような高さを想像しています。キッチンに立つ奥様がどこからでも家族とコミュニケーションが取れ、子供たちが飛び回っている姿を確認できる配置計ろ、天井近くに奥行と高さのある暗さと影を落とし込み、陰影の強い印象的な空間にしたいと思いました。

常々、光の裏側の存在である影は美しいと感じます。光をカットし視覚化させ、壁を舐めてグラデーションを生じさせることで、より光は美しく見えはじめます。光を美しく見せるのが影の存在であり、その影をどのように空間に落とし込んでいくのかは常に意識します。美しい影の溜まりを作るのが日本独特の美意識であり、日本人である以上、その美意識を大切に設計したいと感じています。

この家で皆さんが楽しく、笑顔に包まれて、感性豊かに生活していってくださることを祈ってやみません。

(猿田仁視)

【本サイトに使用されている全てのテキスト、画像等の無断複製、無断転載、再配布などは固く禁止させて頂きます。】

一覧に戻る