A-COLLECTION

尾高高原の家 南西の庭より見る 尾高高原の家 西より玄関を見る夕景 尾高高原の家 南西側食堂前と水回りを繋ぐデッキ 尾高高原の家 南東より見る 尾高高原の家 土間から食堂を見る 尾高高原の家 ロフト1から土間と和室と食堂を見下す
尾高高原の家 ロフト1 尾高高原の家 ロフト3 尾高高原の家 食堂から庭を見る 尾高高原の家 土間から水回りを見る 尾高高原の家 戸を閉めた様子 尾高高原の家 和室 尾高高原の家 南西より見る外観 尾高高原の家 天井を見上げる 尾高高原の家 西より見る夜景
尾高高原の家

設 計|岡本一真

施 工|ASJ 四日市スタジオ[株式会社上村工建]

構 造|木造軸組工法 地上2階

撮 影|松村芳治(image 01~06、09)
            米田正彦(image 07、08、10~15)

計画地は三重県北西部に位置し、鈴鹿山地の麓に広がる自然豊かな地域です。この地を初めて訪れたときに一目惚れしたご夫妻が、15年にわたり土地を探し、一昨年ついに念願が叶い終の棲家を手に入れられました。

ご夫妻の要望は、既存樹木を残すこと、バーベキューや菜園など外でのアクティビティをサポートする深い軒庇、多目的に使える土間、そして居間兼寝室となるような和室が欲しいとのことでした。設計に着手するにあたり、これらの要望を整理すると、3つのブロック(水廻り、和室、食堂)に分けられることに気がつきました。家全体をいったん小さなブロックに分割して考えることで、樹木を避けて配置することが可能になりました。

次に各ブロックから屋根を伸ばした交点を土間としました。こうすることで土間は、3つのブロックと関係を持つ多目的な空間になり、三つまたの外観ができあがりました。土間から天井を見上げると3方向から伸びる棟木と登り梁が交差し、視線が外へと広がっていきます。土間と深い軒、デッキによって内と外が繋がるワンルーム空間を楽しめる家ですが、冬の寒さは大変厳しいので、和室は唯一閉じることのできる部屋にしました。

秋には敷地にある栗の木の収穫をお孫さんと楽しまれているそうです。また、テーブルやベンチ、バーベキューグリル、靴箱など少しずつ家具を自作して生活を楽しんでおられ、今年はピザ窯を作る大仕事が待っているそうです。

この家に住んでから、ご主人が近所の方と朗らかに挨拶やお喋りをするようになったと奥様から伺いました。住まいが人の心へと及ぼす力を実感することができ、大変嬉しく思いました。

(岡本一真)

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