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大阪の家

設 計|角直弘吉岡佑希子

施 工|ASJ 品川スタジオ[ATインターナショナル株式会社]

構 造|木造在来工法一部RC造 地上3階

撮 影|冨田英次

クライアントからは彼らの原居住体験をもとにした要望が出されることがある。それは作り手である我々からすると、相矛盾したような事柄も多々あるのだけれど、クライアントにとっては、論理と肉体が一体化したような、ある種、絶対的なものなのである。それらの要望はホントに千差万別で自分の原体験、住への欲求からすると、気にならないことのように思うこともしばしばである。ということで、毎度それら要望への解釈と想像に苦労するわけだが、そんな苦労をしながらの妄想行為が楽しくてこの仕事を続けている。

都市を望む山あいの住宅地に建つ3階建ての住まいである。

遠景が開けている側は更地で、将来最大3階建ての建物が建つ可能性があり、その場合1階からのビューは毀損されてしまう。一方クライアントの奥様は戸建て住宅での居住体験がなく、住宅の諸機能が複数階になること、地面に接地した生活への違和感を持っておられた。以上のような理由から、2階に普段の用に供する部屋を集中するとともに、将来にわたっての遠景を担保し、1階と3階は来客用の部屋にあてている。

外観は、瀟洒な住宅が建ち並ぶこの場所で、3層分の大きなヴォリュームを全面に出すことを避けて、必要な面積なりにカットした。いきおい1階と3階が小さく2階がでかいという「2階デッカチ」な建物となっている。

1階は大きめの駐車場を設けたことからRC造とし、2~3階を木造とした。そのほとんどをGL鋼板でラッピングしたことで沈黙的で彫刻的表情を出した反面、都市に向かって飛んで行きそうな浮遊感をあわせ持つ造形物になった。

(角直弘+吉岡佑希子)

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