A-COLLECTION

ST2-Kyoto 石の庭と竹の庭に挟まれた渡り廊下 ST2-Kyoto 南西より見る全景 ST2-Kyoto 玄関ホールから枝垂れ桜の庭を見る ST2-Kyoto 枝垂れ桜の庭から玄関ホールを見る ST2-Kyoto 玄関ホールから渡り廊下を見る ST2-Kyoto 食堂から台所を見る ST2-Kyoto 食堂から居間を見る ST2-Kyoto 食堂から渡り廊下を見る ST2-Kyoto 玄関ホールへ向かう渡り廊下
ST2-Kyoto 石の庭から居間と渡り廊下を見る ST2-Kyoto 石の庭から渡り廊下を見る ST2-Kyoto 2階テラスからのながめ ST2-Kyoto 主寝室 ST2-Kyoto オーディオルーム ST2-Kyoto オーディオルームへ向かう廊下 ST2-Kyoto 竹の庭から見る ST2-Kyoto 石の庭から見る夕景
ST2-Kyoto

設 計|澤村昌彦

施 工|ASJ 京都西スタジオ[京都建設株式会社]

構 造|鉄筋コンクリート造+木造 地上2階

撮 影|杉野圭

京都の閑静な住宅地、ゆとりある敷地に至高のオーディオルームを造るために建てられた住宅です。古くからある2本の桜の木を残すことが求められ、桜を囲い込むように4つの庭を内包したプランで、季節ごとに楽しめるよう植栽を工夫し、オーディオが奏でる音楽と庭との融合を目指しました。

まず玄関ホールでは「枝垂桜の庭」が人々を迎えてくれます。「竹の庭」と「石の庭」に挟まれた渡り廊下は、秋になると真っ赤な紅葉が空間を彩るリビングへと導きます。また、オーディオルームへ向かう廊下からは古木の桜を正面に据えた静謐な路地が「吉野桜の庭」へと続きます。居室はそれぞれ庭に面しており、四季により移り変わる日射しや緑を感じることができるとともに、室内外に設えた照明により昼夜でダイナミックな変化をも楽しむことができます。

最高峰のオーディオを備えるオーディオルーム自体も、数々のコンサートホールや音楽スタジオを手掛けてきたプロフェッショナルたちと施主を交えて議論を繰り返し、細部まで高いクオリティーで造り込まれています。壁面に組み込まれた棒状の拡散体により、まるで森の中でコンサートを開いているかのような、音の拡がりと残響音のバランスのとれた素晴らしい音空間ができ上がったと同時に、施主曰く「時を経たバイオリンのような」艶やかな木質系のインテリアに溶け込んで静かな空間との融合がかなえられました。

実は、物件名の「ST2」は竣工時に施主がつけてくださったものです。意味は、施主と奥様の旧姓のイニシャルと、私(澤村)とスタッフ(玉田)のファミリーネームのイニシャルが同じで、4つ合わせてST2ということです。設計開始から2年半、困難なことも数々ありましたが、4人で知恵と力を合わせて素晴らしい住まいを完成させた、そんな満足感を込めていただきました。

(澤村昌彦)

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