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東山崎の家

設 計|天久和則

施 工|ASJ 高松スタジオ[センコー産業株式会社]

構 造|木造在来工法 地上2階

撮 影|野村和慎

「畑の半分を宅地に造成して、残りは将来自分たちが管理していきたい」という思いから計画が始まった。

今回の計画地である香川県高松市の東山崎町は高松東バイパスが通り、その上には高松自動車道が走る。かつてまわりは田畑であったであろうこの町にとって、文明化が進み想像を絶する変化だったに違いない。前面道路の幅員が50m ほどある交通量の多いバイパスに面する敷地のため、今までのこの場所が持っているゆったりとした雰囲気を継承できるような、そんなたたずまいの感じられる場所ができないだろうかと考えた。

建物の形はシンプルである。長方形のプランにおおらかな寄せ棟の屋根を架け、道路から下がったこの敷地に対し、道路から見下ろされるような視線をできるかぎり遮るよう軒を深くかつ低くし、交通量の多い道路に対し安定した構えになるように心掛けた。

平面的には生活動線を機能的に使いやすくするため、できるだけ廊下などのスペースを設けず、部屋から部屋へと繋ぐ過不足のないプランになっている。高松自動車道の巨大な橋脚が連続している風景と、その開発から逃れることができた田畑の風景の中で、懐かしくも新しい農家住宅になることをイメージしながら設計を重ねた。

塀を立ててその巨大な土木建築物を拒絶するか、植栽を植え時間がかかってでも、ゆるやかに繋ぐかをクライアントと悩んだ末、後者を選んだ。それは内側にいるものに対しての植栽だけではなく、バイパスを走る人々にも心のゆとりを与えることができるのではないだろうかと考えた選択である。

(天久和則)

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