A-Style 家づくりの経済学
家づくりの経済学
「家づくりをしたい」—
そう思ってASJのサイトにアクセスされた方々に、何も冷や水を浴びせる必要もないと思われるかもしれません。しかし、どうしても「家を自ら建ててみたい」と考えているのなら、夢だけで住宅を語るのではなく、厳しい現実も踏まえて「家づくり」に取り組む必要があるのではないかと思うのです。
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千葉利宏/
58年、北海道札幌市生まれ。祖父、父と続く大工の家に生まれ、小学6年からスコップを担いで建築現場に出る。東京理科大学理工学部建築学科を卒業するものの、親の期待を裏切って、84年日本工業新聞に入社(フジサンケイグループの産業専門紙)。ちなみに跡継ぎ不在で千葉工務店は約10年前に廃業。新聞記者としてIT産業、金融、自動車、建設省担当を経て、2000年末に退社、有限会社エフプランニングを設立してフリージャーナリストとして活動を開始。日本不動産ジャーナリスト会議会員。夕刊フジ(産経新聞)、BCN(コンピューター・ニュース社)、プレジデント(プレジデント社)、週刊宝島(宝島社)などに幅広く執筆中。
家づくりの経済学(84) 材工一式と材工分離(4)

家づくりを進めていくうえで「間取り」から考える人は少なくない。しかし、住み心地を大きく左右するのは「空間」の表情や質感だ。窓の表情や床・壁など内装の仕上げにこだわることで、住宅の価格も大きく違ってくる。    2006.11.6

家づくりの経済学(83) 材工一式と材工分離(3)

完成した住宅には最初から「価格」が付けられているが、これからつくる住宅は最初に「予算」があって「見積額」があって、工事契約を結んで「価格」となる。施工業者によって見積書の中身や金額にも違いがあり、どう判断するかは悩ましいところだ。    2006.5.16

家づくりの経済学(82) 住宅取得環境の変化

日銀が量的緩和政策を解除し、公示地価も大都市中心部で上昇する地点が増えて、住宅取得環境に変化の兆しが強まってきた。しかし、格差社会が広がるなかでは、周りの環境変化よりも自らのリスクを適切に判断することが求められている。   2006.3.27

家づくりの経済学(81) 建築行政のあり方について(2)

電子政府・電子自治体の構築が進むなかで、建築確認申請のオンライン化は蚊帳の外。医療のレセプト(診療報酬明細書)の完全オンライン化が実現しようとするなかで、なぜ、建築のIT化は進まないのか。   2006.3.3

家づくりの経済学(80) 建築行政のあり方について(1)

耐震強度偽装問題をきっかけに建築行政のあり方についての議論が始まったが、委員会メンバーは行政や供給サイドの人間ばかり。そろそろ消費者重視の建築行政への転換が必要ではないのか?   2006.2.28

家づくりの経済学(79) 耐震強度偽装問題を考える(9)

家づくりの面白さは、設計変更なども加えながら建築主が思い描く家を自由につくれること。建築確認・検査制度などでガチガチに縛られれば、その自由度がかなり制約される可能性も出てくる。   2006.2.10

家づくりの経済学(78) 耐震強度偽装問題を考える(8)

国土交通省が「建築物の安全性確保のための建築行政のあり方について」の中間報告を公表した。役所のチェック機能を強化するだけで、社会インフラである建築物の安全性を本当に確保できるのだろうか。   2006.2.8

家づくりの経済学(77) 耐震強度偽装問題を考える(7)

設計・施工段階のチェックが難しい「買う」場合には、第三者機関が評価する住宅性能表示制度の活用は不可欠。宅建業法や中古住宅の価格査定とも連携して制度を十分に機能させるための仕掛けが必要だろう。   2006.131

家づくりの経済学(76) 耐震強度偽装問題を考える(6)

建物の品質保証リスクに対応するために、住宅金融公庫では以前から技術基準を定めて独自の審査を行ってきた。国の建築確認や公庫の審査に頼るだけでなく、官民が連携して住宅の品質向上のための新たな仕組みが必要ではないか。   2006.1.23

家づくりの経済学(75) 耐震強度偽装問題を考える(5)

建築確認・検査が建物の品質や安全性を担保しないとすると、最も困ってしまうのが金融機関だろう。担保物件である建物を見もせずに、欠陥マンションにも住宅ローンを売ってきた“貸し手責任”が問われかねないからだ。   2006.1.23

家づくりの経済学(74) 耐震強度偽装問題を考える(4)

建築確認制度を見直し強化しようという意見があるが、建物の安全性を確保する責任は建築主にある。国が関与を深めることは、消費者保護にはならず、むしろ悪徳マンション業者や施工業者を助けることになりかねない。   2006.1.16

家づくりの経済学(73) 耐震強度偽装問題を考える(3)

1995年1月の阪神大震災による建物倒壊で、工事検査の受検率が低いことがクローズアップされた。本来、建築確認の工事検査と安全性は必ずしも直結しないのに、建築確認制度が建物の安全性を担保するとの誤ったイメージが広がった。   2006.1.16

家づくりの経済学(72) 耐震強度偽装問題を考える(2)

「日本の住宅は高すぎる」—米国側の主張に乗せられて、国は98年春に建築基準法の抜本的な見直しを決断する。国が細かなスペック(仕様)を定める『仕様規定』から、性能を満足すれば自由に設計できる『性能規定』への転換が図られた。   2005.12.22

家づくりの経済学(71) 耐震強度偽装問題を考える(1)

世間を騒がせ続けるマンションの耐震強度偽装問題—。なぜ、このような問題が起ったのか。その原因は、日本の建築生産システムを決めてきた建築基準法の生い立ちと、80年代の日米貿易摩擦問題にルーツがある。   2005.12.22

家づくりの経済学(70) 材工一式と材工分離(2)

工法も、建材も、ブランドも異なる住宅の価格をどのようにして比べれば良いのか?ひとつの考え方は、使われている材料のグレードに基づいて行われている中古住宅の査定方法だ。   2005.11.8

家づくりの経済学(69) 材工一式と材工分離(1)
新築にしろリフォームにしろ「どれぐらいの費用をかければ良いかが判らない」との声をよく聞く。新築では「坪単価」の考え方が普及しているが、建物のグレード(等級)は判っても、値段そのものを判断することは難しい。   2005.10.11
家づくりの経済学(68) 住宅リフォーム問題(4)
健康管理や自動車整備では、定期診断を欠かさない人でも、住宅では10年、20年放ったらかしという人は珍しくない。消費者も「予防・早期発見によって維持・修繕費用を軽減する」との発想の転換が求められている。   2005.8.29
家づくりの経済学(67) 住宅リフォーム問題(3)
自動車の点検・修理に整備マニュアルが必要であるように、建物には詳細な「竣工図面」が不可欠であるはず。多くのメーカー・ビルダーが簡単な平面図、立面図で済ませてきたことが、リフォーム問題を軽んじてきた証拠でもある。     2005.8.18     
家づくりの経済学(66) 住宅リフォーム問題(2)
トヨタ車の整備はトヨタ系の整備工場に依頼するのが一般的であるように、住宅リフォームも元請け業者に依頼するのが賢明だが、いろいろな理由で変えざるを得ないケースもある。そのときに重要になるのが、最初に家を建てたときの設計図面だ。     2005.8.8
家づくりの経済学(65) 住宅リフォーム問題(1)
メディアを騒がせている住宅リフォーム詐欺事件—。かつては新築した元請け業者に任せるのが常識だったはずのリフォーム工事を、リフォーム専門業者に依頼せざるを得なくなったところに発端がある。     2005.7.19
家づくりの経済学(64) 消費税を考える(3)
消費税がかからない“住宅”がある。個人が居住用で所有している中古住宅を売買するケースだ。税率アップで、優良な中古住宅を個人売主から直接購入しようとするニーズが高まるとともに、中古住宅の割安感が強まる可能性もある。     2005.6.27
家づくりの経済学(63) 消費税を考える(2)
2000万円の家をつくる場合、消費税は現在100万円から、7%で140万円、10%で200万円にアップする。さすがに影響が大きいので軽減税率の導入議論も本格化しそうだが、消費税の仕組みを考えると、そう簡単ではない。     2005.6.15
家づくりの経済学(62) 消費税を考える(1)
家づくりにかかる税金は、印紙税、登録免許税、不動産取得税、そして消費税の主に4つだが、そのなかでも最も影響が大きいのは消費税だ。長い準備期間が必要な家づくりにおいては、消費税の動きに十分に注意を払う必要がある。     2005.6.4
家づくりの経済学(61) 住宅基本法って何?(1)
来年4月の施行をめざして住宅基本法の制定準備が進んでいる。「市場重視・ストック活用」を掲げているにも関わらず、主役であるはずの居住者=国民不在で議論が進んでいるのは、なぜなのか?     2005.5.23
家づくりの経済学(60) 税金の話(3)
中古住宅の「築年数制限」が、住宅金融公庫のフラット35は今年1月から、住宅ローン控除も4月からそれぞれ撤廃された。築20年超の木造古家も、ローンと税制の両面でようやく“住宅”として扱われる環境が整えられた。      2005.5.9
家づくりの経済学(59) 税金の話(2)
99年に景気対策として大幅に拡充された住宅借入金等特別控除制度。政府の住宅投資に対する姿勢も現在は中立的に戻っており、控除額を徐々に圧縮しながら98年以前の制度へと戻す過程にある。      2005.4.18
家づくりの経済学(58) 税金の話(1)
住宅投資の決断に大きな影響を及ぼすのが、住宅ローンの金利動向と住宅税制である。当面は消費税率引き上げが最大の焦点となりそうだが、冷静な投資判断を行うためにも税制の動向を注意深く見ていく必要がある。     2005.4.29
家づくりの経済学(57) テレワークと住宅(1)
少子高齢化が急速に進む中で、ITを積極的に活用してテレワークを普及する動きが活発化してきた。住宅のなかにテレワーク(仕事)に集中できる環境を整えている必要性が今後高まることが予想される。     2005.4.4
家づくりの経済学(56) フラット35の話(2)
フラット35の融資金利は、投資家から調達する金利+住宅金融公庫の経費分+販売金融機関の経費分の3つの合計で決まる仕組み。今年5月まではキャンペーン期間で、公庫の経費分が一部ディスカウントされ、最低2.23%の商品も登場している。     2005.2.18
家づくりの経済学(55) フラット35の話(1)
住宅金融公庫の証券化ローンが「フラット35」の名称で、昨年12月から一斉に販売された。取り扱い機関によって金利が異なっているが、同じテレビを買うのでも、デパートか、家電量販店か、町の電気屋さんか、で値段が違っているのと理屈は同じだ。     2005.2.11
家づくりの経済学(54) 人口減少時代の住宅市場(2)
家づくりに“資産”や“投資”の考え方を取り入れていこうとすれば、住宅市場の動向にも無関心ではいられなくなる。不良債権処理も最終段階となり、市場は大きな転換点を迎えようとしている。   2005.1.26
家づくりの経済学(53) 人口減少時代の住宅市場(1)
日本の住宅市場が、今後の人口減少社会においてどのように変わっていくのか?残念ながら、年金問題と同様に、あまり突っ込んだ議論を聞いたことがない。国民が安心して住宅投資できる環境は維持されるのか?      2005.1.11
家づくりの経済学(52) 耐用年数の話(3)
住宅の資産価値に着目して実行されるノンリコースローン。耐用年数が長く、資産価値が高い住宅であれば、35年を上回る長長期のローンも可能になる。自民党がまとめた提言に盛り込まれたが、将来的に実現するのだろうか?     2004.12.7
家づくりの経済学(51) 耐用年数の話(2)
家そのもの耐用年数=平均寿命が短ければ、内装や住宅設備機器の更新を考える必要もない。しかし、長く住み続けようとするなら、住宅の部位や設備ごとの耐用年数や補修費用など維持管理のためのデータ整備が必要になる。    2004.11.25
家づくりの経済学(50) 耐用年数の話(1)
住宅用太陽光発電システムの耐用年数は何年なのか?それが判らなければ、投資する価値があるかどうかは判断できないはず。これまでの家づくりでは耐用年数に対する関心があまりに希薄だった。    2004.11.12
家づくりの経済学(49) 土地問題と家づくり(3)
かつて一億総中流と言われてきた日本も、所得格差、資産格差が拡大。少子高齢化によって世帯構成も変化するなかで、住宅取得の考え方も年収を基準にした従来の画一的なモデルだけでは通用しなくなっている。    2004.11.1
家づくりの経済学(48) 土地問題と家づくり(3)
職住近接を、どう実現するのが良いのか?都市近郊に持ち家で実現するのと、田舎に家を建てて賃貸で実現する。この2つを居住コストのシミュレーションで比較してみた。    2004.9.30
家づくりの経済学(47) 土地問題と家づくり(2)
「職住近接」を「持ち家」で実現しようとすると、どうしても高い土地を買わざるを得なくなり、重い住宅ローンを背負うことにもなる。交通網や情報通信網がこれだけ発達した現代、職住近接は賃貸で、持ち家は別に考えるという発想の転換も可能ではないだろうか。    2004.8.31
家づくりの経済学(46) 土地問題と家づくり(1)
土地の坪単価と建築単価は比例する—地価の高い大都市圏で住宅投資を行うとき、土地代と建築費のバランスはどう考えるべきなのか?住宅地の下落が続くなかで、改めて考えるべき時期に来ている。   2004.7.22
家づくりの経済学(45) 家計に占める居住コストの割合は?(5)
地価の高い土地を購入して行う家づくりは、地価下落リスクに晒され続けることになる。最悪の場合「担保割れ」で身動きが取れなくなる可能性も否定できない。   2004.7.9
家づくりの経済学(44) 家計に占める居住コストの割合は?(4)
総額は同じでも土地購入費の比率が高い住宅と、建築費が高い住宅では、将来的な資産価値は違ってくるのが現状だ。住宅ローン返済で同じ金額を支払っていても、家計に占める居住コストの割合には差が出てくる。   2004.6.29
家づくりの経済学(43)家計に占める居住コストの割合は?(3)
定年退職までに住宅ローンを完済することを前提とした資金計画で、果たして優良な住宅ストックを形成できるのか?35年ローンのリスクを低減することで、資金力、信用力のある40、50歳代が安心して住宅投資できる環境が必要だ。   2004.6.22
家づくりの経済学(42) 家計に占める居住コストの割合は?(2)
住宅の取得価格は年収の5倍が限度—この定説も住宅ローンの返済負担率20%前半で返済期間35年の長期ローンを前提としたもの。定年退職後も返済し続けるような資金計画で大丈夫なのだろうか?   2004.6.17
家づくりの経済学(41) 家計に占める居住コストの割合は?(1)
年金改正法が成立し、公的保険料が今後増大するのは確実となった。年金、健康保険、介護保険、雇用保険を合計した公的保険料の負担はすでに年収の16.8%。居住コストを圧迫する懸念も高まっている。   2004.6.8
家づくりの経済学(40) エスクロー制度(4)
エスクロー制度と出来高払いによって、消費者にどんなメリットがあるのか。具体的に示すのは難しいが、例えば消費者にとって最も重要な業者選定の基準として使うことも可能だろう。   2004.6.4
家づくりの経済学(39) エスクロー制度(3)
家が完成する前に金融機関から建築資金を調達する仕組みをつくるには、第三者でも評価可能な家づくりを行う必要がある。将来的には、家の資産評価にも反映されていくことが期待される。   2004.5.25
家づくりの経済学(38) エスクロー制度(2)
エスクロー制度を家づくりに適用するには、金融機関が工事契約時点で融資に応じられる仕組みをつくる必要がある。まず住宅の品質性能を評価できる設計図面を用意されていることが最低条件だ。   2004.5.20
家づくりの経済学(37) エスクロー制度(1)
エスクロー—第三者が、売り手と買い手の間に入って代金決済を行うサービス。米国では不動産売買やインターネットオークションなどで幅広く利用されており、日本でもインターネット分野だけでなく、家づくりにエスクローを導入する試みが始まっている。   2004.5.10
家づくりの経済学(36) 出来高払いの必要性(3)
発注者として家づくりに取り組むのはせいぜい1、2年のこと。そのあと居住者として何十年も家の面倒を見ていくには、維持・管理の基礎を家づくりの間にもっと学んでおく必要があるのではないだろうか。   2004.4.28
家づくりの経済学(35) 出来高払いの必要性(2)
間取りやデザイン、設備には関心のある消費者も施工に対する関心は薄い。本物の家づくりに不可欠な優秀な職人が激減しつつあるなか、発注者が出来高払いを通じて施工への意識を高めていくことが必要なのではないか。   2004.4.19
家づくりの経済学(34) 出来高払いの必要性(1)
出来高払いとは、建設工事の進ちょく状況に応じて工事代金を決済していくやり方。専門工事業者や資材調達先の選定を全て工務店などの元請け業者に任せるのではなく、発注者が分離発注したい場合には出来高払いが生じてくる。   2004.4.12
家づくりの経済学(33) 民間金融機関vs住宅金融公庫
住宅金融公庫の証券化ローンの販売が低迷している。手持ち資金が有り余っている現状では、銀行はほとんど売る気がないらしい。証券化ローンが登場してきた意義を公庫の延命策としか見ていない銀行は住宅ローン市場をどう変えるつもりなのか。   2004.4.6
家づくりの経済学(32) 住宅事情—2004年春
「建てたいと思った時が、建て時」。国内景気の回復や中国経済の過熱で、金利や資材価格の動向も気になるが、無理に急ぐ必要はない。どのような「家づくり」をめざすかが大切ではないだろうか。   2004.3.30
家づくりの経済学(31) 「つくる」と「買う」(4)
3年ほど前から導入された住宅完成保証制度によって、住宅ローンの早期受取が可能となる仕組みも動き出しているが、果たして消費者にどれくらい浸透しているのだろうか。   2004.1.26
家づくりの経済学(30)「つくる」と「買う」(3)
土地を取得し工事の前払い金、中間金を用意すると、場合によって4割もの自己資金が必要。それでも「つくる」ときの資金繰りは業者任せではなく、発注者自ら考えるべきではないだろうか。  2004.1.19
家づくりの経済学(29) 「つくる」と「買う」(2)
家を「つくる」とき、工事代金の支払い条件や資金繰りを決めるのは発注者だ。前払い金、中間金が必要な場合、自己資金が2割だけでは資金繰りが詰まる懸念がある。  2004.1.13
家づくりの経済学(28) 「つくる」と「買う」(1)
家づくりとは、個人の住まいをつくるだけでなく、街並みや風景をつくり、市場で流通する住宅ストックをつくること。発注者にも、その建物をつくった社会的な責任がある。  2004.1.5
家づくりの経済学(27) 建築コストを考える(3)
善意の上に成り成った家づくりシステム—発注者と施工業者の信頼関係によって成り立ってきた仕組みは、欠陥住宅を生み出す原因となる「悪意」を防ぐのが難しい。  2003.12.23
家づくりの経済学(26) 建築コストを考える(2)
「住宅ビジネスはクレーム産業だ」と言われている。消費者はなぜクレームを言うのか?家のアフターメンテナンスに対する考え方とコスト負担に原因があるのだろう。  2003.12.11
家づくりの経済学(25) 建築コストを考える(1)
家づくりのコストについて考えたとき、問題となるのが見積書の不透明さである。その理由を工務店の視点から解明してみよう。  2003.12.5
家づくりの経済学(24) 住宅ローンの証券化(4)
金利変動リスク、信用リスク、品質性能リスク—これらのリスクを誰がカバーするのか?住宅ローンの証券化は、リスク分担を再構築するための仕組みでもある。 2003.11.26
家づくりの経済学(23) 住宅ローンの証券化(3)
住宅ローンの証券化で欠陥住宅問題が解決するか?「風が吹けば桶屋が儲かる」の例え話ではないが、住宅の性能品質の維持確保に、市場原理を導入する工夫が必要だ。 2003.11.11
家づくりの経済学(22) 住宅ローンの証券化(2)
住宅ローンの証券化が米国で本格的にスタートしたのは30年前のこと。モーゲージバンカーや中古住宅流通市場が発達した米国と類似した市場構造へと日本も変化していくのか? 2003.11.4
家づくりの経済学(21) 住宅ローンの証券化(1)
今月(10月)から住宅金融公庫の証券化手法を利用した住宅ローンの販売がスタートした。なぜ、証券化なのか?家づくりにも、証券化対応が求められる時代がやってくる。2003.10.28
家づくりの経済学(20) 変革期を迎えた住宅ローン(3)
住宅ローンの金利は、固定か、変動か—。低金利の民間ローン商品がシェアを大きく伸ばすなかで、金利変動リスクについて改めて考える必要が出てきているのではないか。2003.10.21
家づくりの経済学(19)変革期を迎えた住宅ローン(2)
デパートのバーゲンのように期間限定のキャンペーン商品も登場する時代。消費者の立場で信用力に応じた最適な商品選びをサポートする専門家の必要性が今後高まっていくことが予想される。2003.10.14
家づくりの経済学(18) 変革期を迎えた住宅ローン(1)
住宅金融公庫の廃止が決まり、住宅ローンも公から民へのシフトが進み出している。公庫が廃止されて最も大きく変わるのは『与信』(ローンを貸してくれるかどうか)の部分ではないだろうか。 2003.10.07
家づくりの経済学(17) 居住コストの比較
戸建て新築か、中古か、定借か、それとも都心居住のマンションか—。居住形態別にコストを算出してグラフを描いてみると、その違いは一目瞭然となる。 2003.09.29
家づくりの経済学(16) 100年住宅の維持管理
住宅の長寿命化も中古住宅流通の仕組みが整わなければ、結果的に資源の無駄遣いになってしまう。新築投資を活性化するためにも中古市場の整備は不可欠だ。 2003.09.22
家づくりの経済学(15) 中古住宅と減価償却
中古住宅を購入するメリットには、減価償却の負担を軽減できる点がある。リフォーム費用の適正範囲も、金利と償却費の負担増から逆算することが可能だろう。 2003.09.16
家づくりの経済学(14) 定期借地権の話
住宅ローンの金利負担を軽減したいのなら「土地を買わない」のも選択肢。借金して土地を「所有」するコストと「賃貸」するコストを比べてみると、その差は歴然だ。 2003.09.08
家づくりの経済学(13) 住宅ローンと金利負担
「毎月、いくらなら無理なく返済できるか?」は本来、貸し手側の論理。借り手側はむしろ「金利負担をいかに軽減するか」という発想に切り替える必要があるのではないか。2003.09.01
家づくりの経済学(12) 家づくりのバランスシート
「期限を区切って、家づくりのバランスシートを作成する」—全体像を可視化することで、家づくりが抱える様々な問題点を浮かび上がらせることが可能となる。 2003.08.25
家づくりの経済学(11) 持ち家と賃貸、どっちが得?(3)
30年、40年、同じ家に住み続けなければ持ち家で“元を取る”のは難しい。地価下落が続くのなら、なおさらだ。消費者が安心して投資できる環境の再構築は、産業界、政府の責任である。 2003.08.18
家づくりの経済学(10) 持ち家と賃貸、どっちが得?(2)
賃貸住宅かかる経費は、維持修繕費、火災保険・地震保険料、固定資産税、さらに借入金の金利負担と減価償却費。木造モルタル住宅なら耐用年数「20年」で償却することになる。 2003.08.11
家づくりの経済学(9) 持ち家と賃貸、どっちが得?(1)
「自分が住宅の賃貸事業者になって、自分に住宅を賃貸する」—持ち家と賃貸を比較したいのなら、この考え方で、賃貸事業のシミュレーションを行うのが判りやすい方法だ。 2003.08.04
家づくりの経済学(8) 自己資金の話(2)
12連続で約4割も下落した住宅地の地価—。2006年をピークに人口減少社会に突入するなか地価はどう動くのか。担保割れリスクへの対応は避けて通れない課題だ。2003.07.29
家づくりの経済学(7) 自己資金の話(1)
自己資金は「建築費用の2割以上必要」と言われている。しかし、なぜ2割以上が必要なのか。家の資産価格の下落スピードが早すぎるため「家を売っても借金が残る」リスクが高いからだ。2003.07.22
家づくりの経済学(6) 日本住宅の平均寿命
英国75年、米国44年、そして日本は26年—。日本住宅の寿命が短いのも、資産価格が20年でゼロになることと無関係ではない。担保価値がなければ住宅ローンも適用できず、ただ使い古されていくだけとなる。2003.07.14
家づくりの経済学(5) 家の資産価値
家の現在の資産価値=時価がいくらなのか?不動産業者は、木造住宅であればどんな家でも築20年で資産価値はほぼゼロと査定し、国はそれを容認してきた。2003.07.07
家づくりの経済学(4) 家の二面性
家とは人が住むための建物であるが、そこに「家庭」と「家財=資産」の2つの要素が備わっている。家を資産としてどう考えるのか。その視点が重要となっている。 2003.06.30
家づくりの経済学(3) 住宅すごろくの終わり
バブル崩壊後の地価下落で、より良い住宅へと無理のない資金負担でステップアップしていく「住宅すごろく」は終わった。顕在化してきた様々なリスクにいかに対応するかとの視点が重要となっている。 2003.06.23
家づくりの経済学(2) なぜ、家をつくるのですか?
庶民が自ら家をつくる—その前提となる「経済的な環境」を、住宅金融公庫や宅地開発など国の持ち家政策が推進し、それに国民は“踊らされてきただけ”なのかもしれない。 2003.06.16
家づくりの経済学 はじめに
「家をどんどん建てましょう!」—ハウスメーカーや不動産会社はもちろん、国やマスコミまでもが、国民の住宅投資を煽り続けてきた。憧れや夢だけで家づくりを語る時代はもう終わったのではないか。 2003.06.09